2008年6月11日水曜日

鉛とソーダの使い分け

鉛ガラスとソーダガラスの使い分け方(佐竹ガラス扱いの注意事項)

●原則
鉛ガラスとソーダガラスがあり、原則的には混ぜて使用してはいけません。性質の異なるガラスを混合して使うと徐冷後に割れる確立が高くなります。

●それぞれの特性

1.冷め足が長い(やわらかくなったガラスが、冷めて固くなるまでの時間が長い)
2.色が柔らかな感じ
ソーダ1.冷め足が短い
2.色が鮮やか
※冷め足の違い→鉛の玉にソーダで点打ちをすると、滲みにくい。細い線なども同様(くっきりする)等。

●混合してはいけない理由
1.
冷め足の違いにより(膨張率)、約1割以上の比率で混合すると、徐冷後に割れます。
2.
少量の混合でもソーダが鉛に侵食され、ソーダガラスが黒色変化(酸化セレンと鉛の反応)します。ただし、ソーダガラスの白とクリアーや暖色系の色以外は侵食されにくい為、黒色変化しにくくなっています。

●混合する場合の注意点
1.
鉛の色に対して、ソーダの色が直接密接させないこと。(黒色変化する)
2.1.の打開策として、間にソーダ白、あるいはクリアを入れておくと、変化しにくくなる。
3.
花パーツの花心などをソーダで作る場合は、ソーダクリアで巻いておいてから、鉛のクリアを巻くようにすると色の変化がしにくくなる。
4.
花パーツの埋め込み時も、鉛の玉に、ソーダの入ったパーツを使う場合は、切断面にも一旦ソーダのクリアを乗せてから、鉛のクリアを足して量を調節する。いずれの場合も、鉛に、クリアと白以外のソーダが直接触っていない状態を作ってあげること。
5.
ソーダを多用する場合は、玉の大きさ(鉛の量)に対してのソーダの分量(1割未満程度)に気をつけること。

●特に変化しやすいソーダ
鉛ガラスに触れることで、特に黒色変化しやすい色→赤、黄色、青系の不透明色
変化しにくい色→白、クリアー
中間→その他の透明色

●その他の注意
1.
冷め足が違うと言っても、比較してのことなので、混合してから極端にあぶりすぎてしまうと、にじみも出るし、黒色変化もしてしまう。
2.
ソーダの色がどうしても多く必要な場合は、すべてソーダで作ることをおすすめします。(色数は相当量あります。)

※ 上記と同様のことが喜南鈴ガラスに関しても言えます。
※ モレッティはソーダガラスだけで構成され、上記は気にしなくても大丈夫です。

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